YAMATO criticism

宇宙戦艦ヤマトについて、または宇宙戦艦ヤマトを通して考える。

勝手に想像する宇宙戦艦ヤマト2205の女神たち

 かつて圧倒的な武力を持ちその力を背景に宇宙を支配したが、そのことを悔いて武力を捨てた星。

 リメイク版のイスカンダルは、そのような歴史を持つ星として語られます。

 これは旧作ヤマトのシャルバート星から来ているのかなあと思います。シャルバート星もかつて強大な武力を有していたものの、超兵器の数々を”王家の谷”に封印し、自衛のための戦力すら捨てることを選択した星です。

 

 

 旧作のように作品ごとに女神様が乱立するということは今ではとうてい受け入れられないでしょうから、イスカンダルとシャルバート(出すとしたら)はなんらかの形で統合されるものと思っています。

 

 なので、2205予告編に登場する女神像は、宇宙の覇者であった時代のイスカンダルの女王ではないかと思っています。

 

 例えばなんですが、ボラー連邦の支配(保護)下にあった辺境のガルマン民族。

 その一部の民が、自由を求めボラ―連邦と対立するイスカンダル帝国の勢力圏に脱出し、イスカンダル帝国の保護(支配)の元でガミラス公主国を作り上げた。

 ガミラスに残るイスカンダルへの尊崇は、その史実に由来する。

 残されたボラー連邦支配下のガルマンでは、脱出した人々とイスカンダルガミラスに係る歴史は抹消された。

 しかしそれは、女神信仰という形でガルマン民族の間に密かに伝承され、いつか女神を奉じたガルマンの王が、救世主としてやってくるという伝説となっていた…なんてね。